【大津】延暦寺③横川
横川中堂を中心とする区域です。
西塔から北へ4㎞のところにあり、
第3世天台座主慈覚大師円仁によって開かれました。
道を進むと左側は一面にアジサイの花!
反対側は樹が茂っています。
鮮やかな朱色の建物が見えてきました。
横川の本堂である横川中堂。
遣唐使船をモデルとした舞台造り。
全体的に見て船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴です。
お堂の中央部が2m程下がっていて、
そこに本尊として慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています。
現在の建物は昭和46年に再興されたもので割と新しいです。
最後は元三大師の住居跡、元三大師堂を目指します。
良源とも慈恵大師とも呼ばれますが、
元旦三日に亡くなった事から元山大師と呼ばれています。
ここにはこんなキャラが居ます。
角大師と言います。
これは元山大師の変化した姿。
疫病が流行し大師が疫病神の退散祈願の為禅定に入ると
みるみるあばら骨が浮き出、角の生えた恐ろしい姿になり、
その姿をお札にすると疫病の流行は終わったそうです。
ここでは、角大師のお姿を授与していて、魔除けの護符になっています。
この元三大師堂はおみくじ発祥の地でもあります。
「人々を困難から救いたい」と元三大師が考え出したそうで、
行方不明になっていた100枚が江戸時代に見付かったそうです。
ここで元祖おみくじ体験を出来ると聞いていたのでお願いしたいと思っていましたが、
判断に迷った時や人生の岐路に立った時等に相談する所で運試しではない、
と書かれており、何だか軽い気持ちで受けてはいけない気がしたので控えました。
御朱印にも角大師が押されてます。
恐ろしい形相とは思えない可愛らしいお顔です。
小さなお堂はまだまだある様ですが、広いので回り切れません。