【宇治】宇治上神社
「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されている宇治上神社。
すぐ近くにある宇治神社と二社一体の存在。
近くに平等院ができると、両社はその鎮守社とされました。
明治以前は「上社」「本宮」、宇治神社は「下社」「若宮」と呼ばれ、
明治に入って分離しました。
国宝の拝殿。
屋根の左右端に片流れの庇屋根を設けています。
両脇に円錐形の砂の山「清め砂」があります。
八朔祭に氏子によって奉納され、1年間盛られ続け、
お祭り等大切な時に撒いて、境内を清めます。
拝殿の内部は板床と天井を張った住宅風の構えです。
本殿も国宝。1060年頃のもので、現存最古の神社建築。
建物内に内殿3棟が左右に並び、
内殿は左殿(向かって右)に菟道稚郎子命 (ウジノワキイラツコノミコト)、
中殿に応神天皇、右殿(向かって左)に仁徳天皇を祀っています。
屋根は見事な曲線を描いた流造。
境内には「桐原水」という湧き水があり、唯一現存する「宇治七名水」の1つ。
ここで手を清めます。
御神木のけやき。樹齢330年以上。
御朱印は色んな種類が揃っています。
紙の色や文字の色、季節限定…。
取り敢えず今回はスタンダードなもの。
宇治は「源氏物語」宇治十帖の舞台。
この木もいつの時代からここにあるのでしょう。
凄い生命力を感じます。
宇治川。
源氏物語の世界に思いを馳せ、
今、無性に「あさきゆめみし」を読み返したい気分です。