【大津】日吉大社
比叡山の麓に鎮座しています。
かつては「ひえ」と読みました。
平安京の鬼門に当たる事から、鬼門除け・災難除けの社として崇敬されました。
こちらの鳥居の上には山が付いています。
延暦寺の守護神として崇敬され
中国天台宗の本山で祀られていた山王元弼真君にならって山王権現とも呼ばれる様に。
延暦寺では山王神道を説いており、教えと共に日吉社も全国に広がりました。
神の使いは猿。こちらでは「まさるさん」が飼われています。
元々、比叡山には猿が多く生息しており、魔除けの象徴として扱われています。
「魔が去る」「勝る」に通じるようにつけられた縁起の良い名前です。
まずは西本宮。
近江京遷都の翌年、大津京鎮護のため大神神社の神(大己貴神)を勧請。
分かりにくいですが、楼門の屋根下の四隅には猿の彫刻があります。
「棟持猿」といい、屋根を支えています。
国宝の本殿は右。日吉造という日吉大社特有のもの。
背面中央の庇部分の軒を切り上げているのが特色。
現在の建造物はそれ以降に再建されたもの。
特に豊臣秀吉は、幼名を「日吉丸」といい、あだ名が「猿」である事から
特別な神社と考え、復興に尽力しました。
絵馬も猿型。
猿みくじ。
金色の猿は金運アップ。
茶色の普通バージョンと銀色の申年バージョンがありました。
御朱印にもやはり猿の印が押されています。
先に進むと東本宮。
およそ2100年前、崇神天皇の時代。
後の比叡山である日枝山の山頂から現在地に移されました。
祭神は大山咋神。
神紋の双葉葵が植えられています。
東本宮でも御朱印を頂きました。
4月に行われるという山王祭の神輿。
桃山~江戸時代にかけて作られた重要文化財です。
猿の顔の形に見えるという猿岩。
西本宮と東本宮を中心とする400,000m²の境内では
2つの本宮と5つの摂社を合わせ日吉七社・山王七社と呼ばれています。
*************追記****************
夜間拝観もしました!