鹿児島の総氏神様。
大祓の茅の輪くぐり。
鹿児島では旧暦6月に六月灯というお祭りが行われます。
照國神社の六月灯は最大規模で、境内はたくさんの燈籠で埋め尽くされています。
御祭神は照國大明神。
島津家28代当主で11代藩主、島津齊彬公。
幕末に43歳で薩摩藩主を継ぎ、50歳で急逝するまで僅か7年間の治世でしたが、
開明的な考えと科学的な知識を持ち、海外の情勢に明るい大名。
また、身分に関わらず有能な人材を養成。
西郷隆盛、大久保利通等を輩出して明治維新の原動力となり、
近代日本の礎を築きました。
祭神の遺志を継いだ家族が、鹿児島城内西域の南泉院郭内に社地を選定。
孝明天皇の勅命による「照国大明神」の神号授与を受けて祠を造営したのが創祀で
翌年改めて東照宮が建っていた地に社殿を造営、照國神社としました。