【長浜】宝厳寺
長浜港から船で25分。
琵琶湖の北端近くに浮かぶ竹生島へ。
2つのコブが見えてきます。
弁才天信仰の聖地でもあり、日本三大弁才天の1つ(他は厳島神社と江島神社)。
島の名前の由来は「(神を)斎く島」→「つくぶしま」→「竹生島」。
神社とお寺があるだけの周囲2㎞の小島は島全体がパワースポットとなっています。
島に着くと頂上に三重塔が見えるので、まずはそこを目指します。
現在神社とお寺は一応別になってはいますが、神仏習合の名残で鳥居があります。
階段途中の手水舎は深さ230m(湖底130m)より汲み上げられています。
上り切るとちょっとした広場になっており、不動明王像と本堂があります。
聖武天皇が天照皇大神より「湖中の小島は弁才天の聖地であるから寺院を建立せよ」
というお告げを受け、僧・行基に開基させたのが始まり。
中には「弁天様の幸せ願いだるま」がずらりと並んでいます。
願い事を書いた紙を収めて奉納します。
狛犬は逆立ちしていました!!可愛過ぎる!!
重要文化財の五重塔は、鎌倉時代のもので全国でも珍しいものだそうです。
納経所では観音様と弁財天の御朱印があり、今回は弁財天を頂きました。
向かいに建つ三重塔は江戸時代初期に焼失し、2000年に再興されています。
樹齢400年。豊臣家ゆかりのもちの木。
ここから琵琶湖が覗けます。
階段を降りていくと秘仏である千手観音像を安置する観音堂があります。
西国三十三所観音霊場第30番札所。
ですが、工事中…!
国宝の唐門は豊国廟(豊臣秀吉の霊廟)の唐門を移築したもので、
元は大坂城の極楽橋の一部だったそうです。
華やかな門だったそうなので見たかったです。
観音堂からそのまま屋根付きの渡り廊下を進むと都久夫須麻神社に行けます。
豊臣秀吉の御座船の用材を用いて建てた事から「船廊下」とよばれています。
全ての工事が完成したらまた見に行きたいです。
神社からの帰りに廊下の床下が見えます。
傾斜地に建つので、長い柱を立てて支える懸造となっているのが分かります。
次は都久夫須麻神社へ!