【京都】護王神社
元は洛西の神護寺の境内に霊社として祀られていました。
護王大明神を授けられて「護王神社」と改称。
清麻呂公の生涯が絵巻になって紹介されています。
清麻呂公は称徳天皇に命じられて、そのご神託の真偽を確かめるため宇佐八幡へ赴き、
ご神託が偽物であったことを報告。
それから一年が経ち、朝廷では称徳天皇の崩御により道鏡は失脚し、
光仁天皇によって清麻呂公と広虫姫は許されて都へ呼び戻されました。
その後は桓武天皇の下、平安建都に力を尽くしました。
藤原仲麻呂の乱の折、375名の死刑者の減刑を天皇にお願いして流罪に改め、
乱の影響で身寄りを失った子ども達83人を養子として養育されました。
狛猪が奉納されており、「いのしし神社」とも呼ばれています。
拝殿。
そしてあちこちに猪。
手水舎の猪は、鼻を撫でると幸せが訪れるそうです!
全国から奉納された猪コレクション。
チェーンソーアート。
翼の生えた神猪が子猪を守る姿を彫刻。
この地の樹齢300年の桂の木をやむなく伐採した際の根株を使っているそうです。
両側には「昇り神猪と降り神猪」が展示されています。
ちなみに何故猪なのかというと…。
怒った道鏡が清麻呂公の足の腱を切り、九州の山奥に流刑としましたが、
その旅路、山の中から現れた300頭もの猪が道案内。
足萎えは不思議と治り、立って歩くことが出来る様になったと伝えられています。
この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されています。
御朱印。
清麻呂公の像。
神宮の遥拝所もあります。
さざれ石は幅3m、高さ2m!
歴代のお年玉記念切手の展示もしていました。