【奈良】東大寺①―大仏殿
東大寺の正式名称は「金光明四天王護国之寺(キンコウミョウシテンノウゴコクノテラ)」。
「世界に存在するあらゆるものは、密接な相関関係の上に成り立ち、平和で秩序ある世界を形成している」という教えだそうです。
▼南大門。当時の中国から伝わった大仏様の代表建築。
▼運慶・快慶らの金剛力士像。近年解体修理を受け、堂々としてます。
▼大仏殿。大仏様。現存は江戸時代。創建時は1.5倍あったそうです。
修学旅行生が多いです。
建物の大きさからすると蟻の群れの様です!
▼御本尊。国宝の盧舎那仏(宇宙の真理を体得された釈迦如来)です。
世界を照らす仏・光輝く仏という意味だそうです。
左手で宇宙の智慧を、右手に慈悲を表しながら
人々が思いやりの心でつながり、絆を深めることを願っています。
▼大仏さんの下の蓮弁。細かい絵が描かれており、奈良時代のものです。
上半分に如来像。その両脇に各々11躰の菩薩像。
下半分には26本の界線。小仏や宮殿が点在。
更に下も絵があります。
お釈迦様が修行の末、無限の広がりを持つ仏になったところらしいです。
あんなに大きい大仏に、こんなに細かい絵が描かれているなんて意外過ぎてカワイイ。
四天王の頭。
鬼瓦!
実物大の大仏さんの手。中指1本の長さは130㎝です!
!?
御朱印の文字は「華厳」。
こんなに大きいお寺で御朱印頂くのは初めてで、納経所も混雑していました。
聖武天皇と光明皇后が幼くして亡くなった皇子の菩提の為に建立したお寺が
昇格して東大寺の前身寺院になりました。
大仏作りが始まり、752年に大仏開眼供養会が行われましたが、
諸堂の造営は789年まで続きました。
地震・火事・落雷により修理を繰り返し、18世紀後半には現存の寺観が整ったそうです。
半年前に出来たという東大寺ミュージアムも入りました。
四月堂にあった平安前期の木造千手観音像(重要文化財)、
新しい建物なので似つかわしくない気がしましたが、
災害対策等が整っているので仏像にとって安全だそうです。
お昼寝中の鹿(^ェ^)/
東大寺②(鐘楼の丘)に続きます(」゜v゜)」