【奈良】東大寺②―鐘楼・念仏堂・行基堂・俊乗堂
大仏殿脇の道を進み、階段を上がると大きな鐘楼がありました。
「鐘楼の丘」と呼ばれるこの場所は
鎌倉時代の東大寺復興に着手した俊乗房重源上人ゆかりの地です。
鐘楼は鎌倉時代のもので国宝です。
茶祖・栄西禅師が再建。
国宝の大鐘は東大寺創建当初のもので、日本3名鐘の1つ。
愛称は奈良太郎です。
周りには3つの建物。
住職さんが出てきて解説してくれました。
念仏堂(重文)は鎌倉時代のもの。
御本尊は鎌倉時代の地蔵菩薩坐像(重文)。
女性の像で、綺麗な顔。
主に女性や子どもの願いを聞き届けてくれるそうです。
向かって左の方は色が付いてるのが分かりますが、右側は剥げていました。
日差しやカメラのフラッシュで状態が悪くなるので
今は正面の扉を締め切っているそうです。
行基堂は江戸時代のもの。
屋根の上に宝珠が乗ってます。
御本尊は行基菩薩坐像。
行基は大仏造立に尽力した僧です。
以前は重源上人坐像を安置していたので、ここが俊乗堂と呼ばれていました。
俊乗堂は重源が建てた浄土堂があった場所。
兵火で焼け、江戸の再建時に公慶上人が重源の功を称え、菩提を弔う為に建てました。
元・俊乗堂(現・行基堂)にあった重源上人坐像(国宝)を御本尊として移動。
阿弥陀如来立像(重文)と愛染明王坐像(重文)も一緒に居ます。
重源上人は60歳を過ぎてから
10数年掛けて鎌倉時代の東大寺復興を成し遂げた方です。
鹿と目が合いました(^ェ^)
御朱印は各御堂で1つずつ頂いたので、1度に4つも増えました\(^v^)/
東大寺③(上院)に続きます(゜ー゜)」