【草津】草津宿本陣
宿場町で栄えた町。
なのでこの辺で観光しようと思うとまず「草津宿本陣」という所があります。
2軒の本陣、2軒の脇本陣、72軒の旅籠があったそうです。
国の史跡に指定されている草津宿本陣は
江戸時代に街道を往来する大名や公家、貴人の休泊施設で、
全国に残る本陣の中でも最大規模です。
こちらは追分道標。
この場所が正に分岐・合流地点だった訳です。
まずは草津宿街道交流館。
下調べをしておきたくて先にこちらだけ行ってきました。
これまで九州、中国地方に住んでいたので東海道と言われても馴染みが無かったけれど、
街並み模型や東海道中膝栗毛等の展示を見ていると、
今後宿場町を巡る旅なんかも面白そうだなと新たな発見があり、わくわくしてきました。
人や物が多く行き交う重要な場所だったみたいで特別感があり、
良い所に越してきたなという感じです。
当時の旅道具も再現されており、持ち物を最小限にする為の工夫も興味深かったです。
浮世絵摺りの体験もしました。
一枚の紙に黒、青、緑、赤のインクを順番に摺っていく事で
色鮮やかな絵に仕上がります。
インクの位置がずれて成功とは言えませんが、それはそれで味わいがあります。
日を改めて草津宿本陣。
立派な門。
入ると広い玄関があります。
籠を停めて本陣の主人が出迎えます。
中は想像していた以上に広く感じました。
畳廊下が続いて両脇に従者が泊まる部屋、奥に高貴な客が泊まる上段の間があります。
上段の間には専用の風呂場やトイレが付いており、贅沢な空間になっています。
台所は広く、当時の賑やかさが蘇るようです。
今でいう「〇〇御一行様」という、
誰が泊まっているかを知らせる関札という板も残っており、
なんと泊まる側が準備するそうです(^_^;)
予約は1年~数か月前にしておきますが、
急な客があると客同志で話し合って決める事もあるそうなので
結構トラブルもあったんじゃないかと思います。
宿帳には新選組の名前も記されているし、
浅野内匠頭・吉良上野介、皇女和宮、徳川慶喜も泊まったそうで、
芸能人が泊まるホテルみたいな感じでしょうか。
凄すぎる!!