【大津】延暦寺②西塔
東塔から北へ1㎞のところにあり、
第2世天台座主寂光大師円澄によって開かれました。
まずは修行のお堂であるにない堂。
国の重要文化財です。
右が普賢菩薩を本尊とする法華堂。
同じ形をしたお堂が真ん中の廊下で繋がっており、
法華と念仏が一体であるという教えを表しています。
弁慶が廊下に肩を入れて担ったとの言い伝えから、にない堂とも呼ばれています。
廊下の真ん中辺りが滋賀と京都の境目だそうです。
にない堂を抜けて先へ進むと釈迦堂。
正式には転法輪堂で国の重要文化財。
西塔の本堂にあたります。
信長の焼き討ち後、秀吉が園城寺の弥勒堂をここに移築しており、
延暦寺に現存するものでは最古のものです。
少し離れた所に浄土院があります。
最澄の御廟所です。
御朱印は無い様ですが比叡山で最も清浄な聖域だそうで、足を延ばしました。
完全に山の中。人通りも少なく修行僧の気分です。
56歳で入寂された最澄の遺骸を、慈覚大師がここに移して安置しました。
観光客も居ませんでしたが綺麗に整っており、境内は枯山水の様になっていました!
延暦寺③横川に続きます。