さすらいネコの旅

寺社巡りしています。

【京都】賀茂別雷神社(上賀茂神社)

賀茂御祖神社(下鴨神社)と共に古代氏族の賀茂氏氏神を祀ります。

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一の鳥居を潜ると広い境内。長い参道を歩いた先に二の鳥居。

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祭神賀茂別雷大神

「別雷」は「若雷」の意味で、若々しい力に満ちた雷(神鳴り)の神という意味。

神代の昔、北北西にある神山に賀茂別雷大神が御降臨になり、

天武天皇の御代に現在の社殿の基が造営されたそうです。

細殿と呼ばれる建物の前に立て砂という砂山があります。

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これは神山を象ったもので、神を迎える原型と言われています。

 

迫力のある鮮やかな朱塗りの楼門。

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今年の干支。木彫りの猿がお出迎え。カッコいい~。

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拝殿。脇には他の干支達も並んでいます。

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雷の御神威により、厄除・落雷除・電気産業の守護神として信仰されています。

都が京都に遷されて以来、皇城鎮護の神、鬼門の守り神、総地主の神として崇められ、

建築関係等の方除祈願も多くあります。

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落ち着いた雰囲気。

京都の中心から少し外れているせいか人もそんなに多くなく、居心地の良い空間です。

 

神社の神紋は双葉葵。

葵は古く「あふひ」と読み、「ひ」は神を表し、神と人を結ぶ草だそうです。

御朱印にも双葉葵が押されています!

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ちなみ三大勅祭の一つである賀茂祭は

祭儀に関わる全ての人が二葉葵を桂の小枝に飾るそうです。

 

摂社須波神社と片山御子神社。

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ここでは御神籤を加えた木馬「馬みくじ」があり、引いてみました。

降臨の際に馬を走らせてお出迎えした事により、

乗馬・競馬の発祥の地とも言われているそうです。

八咫烏みくじも可愛かったので、次回参拝する時に引きたいと思います。