【京都】晴明神社
額束には神紋の五芒星。
晴明公が始めた魔除けの印で、ここでは桔梗印と呼ばれています。
鎮座1000年を記念して、境内には桔梗が植えられています。
左右の柱には日と月のオブジェの付いた柱。
こちらが天体を観測している姿の安倍晴明。
天文陰陽博士として活躍し、移り行く星や雲の動きを観察。
宮殿の異変や遠方での吉凶を言い当て、大きな信頼を得ました。
唐へ渡り、帰国後にこれを元に日本独特の陰陽道を確立。
今日の年中行事や暦術、占法の基になっています。
こちらでは晴明公に関わる逸話も紹介されています。
創建は見た目の印象より遥かに古く、1007年!
晴明公の偉業を讃えた一条天皇の命により、御霊を鎮める為、
晴明公の屋敷跡である現在の場所に社殿が設けられました。
創建当時の神社は広大なものでしたが、
応仁の乱の後、豊臣秀吉による都の造営や度重なる戦火により、その規模は縮少。
荒れたままの時代が続きましたが、その後、氏子が中心となって整備・改修。
境内地が拡張される等の復興が進められ、今の姿に。
桔梗印や大極図が境内のあちこちに見られ、それを探すのも面白いです。
こちらの柱には四獣が填め込まれています。
晴明公は家来として式神という鬼を使い、橋の下に封じ込めていたそうです。
巨大な狛犬も。
晴明公の念力で湧き出ている晴明井。
病気平癒の御利益があり、一応飲めるみたいです。
陰陽道で、桃は魔除け、厄除けの果実。
厄をこの桃に撫でつけて落とします。
樹齢300年の楠が御神木。
御朱印の「晴明社」の字は、晴明公から数えて34代目の子孫で
当時の陰陽頭の土御門晴雄卿の字を版に起こしたものだそうです。