【京都】相国寺
正式名称は萬年山相國承天禅寺。
足利義満により創建。
豊臣秀頼の寄進により再建されたという法堂へ。
幾度も焼失と復興の歴史を繰り返しましたが、
現存する法堂は日本最古の法堂建築として再建された物。
天井にある龍の絵はどこから見ても目が合い、迫力があります。
特定の場所で手を打つと反響するため「鳴き龍」と呼ばれています。
方丈の前庭は何も無いシンプルな空間。
真っ直ぐな模様が入っていましたが、
動物が通った様な足跡が付いており微笑ましく思いました。
内部では襖絵なども見られますが、観音菩薩画像が凄かったです。
法華経の経文で描かれた文字絵。
言われないと気付かない位細い線で輪郭を作ったり色を付けたり。
気が遠くなります。
西の庭。松の木が立っています。
裏庭。昔は川が流れていたそうです。
砂利の白、松や苔の緑、紅葉の燃えるような赤…。
日の光も入ってきて、角を曲がる度に違った景色が楽しめます!
御朱印は2種類。
無畏堂のものと若冲のもの。
法堂は「無畏堂」とも言い、畏れる事無く法を説くお堂という意味だそうです。
夢窓疎石像を安置する開山堂の前庭には石庭。
本山である相国寺の塔頭寺院となっています。
今年は伊藤若冲生誕300年。
若冲の絵がコロタイプ印刷という技術により精密に復元されたそうです。
つい最近まで全然知らなかった画家だけれど
以前参拝した宝蔵寺で若冲の御朱印を頂き、
その後参拝した義仲寺の天井画でもまた若冲の絵に出会い、
何かと縁があるなと気になっていました。
間近で見てみてその絵の凄さに気付きました。
羽毛等の線の一本一本が細かく繊細で、微妙な色味の変化も綺麗に描かれています。
美術館前の庭も紅葉が綺麗で、紅葉の絨毯が出来ていました!