さすらいネコの旅

寺社巡りしています。

【京都】建仁寺

臨済宗建仁寺派大本山

風神雷神図屏風で有名な建仁寺です。

将軍源頼家が寺域を寄進し、栄西を開山として宋の百丈山を模して建立しました。

建仁寺の「建仁」は当時の元号

当時の京都では既存宗派の勢力が強大だった為、

創建時は天台・密教・禅の三宗兼学の道場でした。

半世紀以上経て、宋僧の蘭渓道隆が11世住職として入寺し、禅の寺院となりました。

f:id:sasurai-neko:20170126002916j:plainf:id:sasurai-neko:20170126003002j:plain

説明書きにも風神雷神が彫られています!

開山の栄西は本来「ようさい」らしい。

2回も南宋渡航し、日本に禅を伝えました。

茶祖としても知られています。

f:id:sasurai-neko:20170126002949j:plain

こちらの本坊から入ります。

中はなんと撮影OK!

f:id:sasurai-neko:20170126002917j:plain

入っていきなり風神雷神がお出迎え。

複製ですけど迫力があり、眩い光を放っています。

f:id:sasurai-neko:20170126002918j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002919j:plain

 廊下を進むと方丈と繋がっています。

枯山水の庭なんかがあり、落ち着いた時間を過ごせます。

落ち着くと言っても真冬なので、ただひたすら寒かった…。

暖かくして行きましょう。

f:id:sasurai-neko:20170126002922j:plain

f:id:sasurai-neko:20170126002921j:plain

部屋がたくさんあって、襖絵を見て回るのが面白いです。

これらは桃山時代の作品の複製だそうです。

f:id:sasurai-neko:20170126002920j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002927j:plain

f:id:sasurai-neko:20170126002928j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002926j:plain

白黒が続くと思っていたら、突然鮮やかな青が飛び込んできます。

f:id:sasurai-neko:20170126002931j:plainf:id:sasurai-neko:20170131004935j:plain

f:id:sasurai-neko:20170126002932j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002929j:plain

〇△☐乃庭は宇宙の根源的形態を示し、

禅の四大思想(地水火風)を☐〇△で象徴したものだそうです。

f:id:sasurai-neko:20170131004934j:plainf:id:sasurai-neko:20170131004936j:plain

なんだか面白い表情の絵もあります。

タイトル『喝』。

f:id:sasurai-neko:20170126002936j:plain

臨済禅師は盛んに「喝」を唱えていたそうです。

f:id:sasurai-neko:20170126002937j:plain

瓦には「建仁」の文字が書かれており、建仁寺のこだわりが見えます。

f:id:sasurai-neko:20170126002938j:plain

f:id:sasurai-neko:20170126002934j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002933j:plain

f:id:sasurai-neko:20170126002935j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002930j:plain

法堂には御本尊の釈迦如来

天井には『双龍図』。

f:id:sasurai-neko:20170126002924j:plain

この絵は創建800年を記念して15年程前に描かれており、新しいです。

f:id:sasurai-neko:20170126002925j:plainf:id:sasurai-neko:20170126002923j:plain

 

建仁寺の御朱印帳には風神雷神や龍の柄の物があります。

前々から狙ってはいたのですが、

今よりサイズが一回り大きく、断念しました。

凄く綺麗だったのに残念です…。

f:id:sasurai-neko:20170125230413p:plain

御朱印は拈華堂。

法堂の事です。

「拈華微笑」という禅語から来ているそうです。

お釈迦様が説法した時、一本の華を拈って差し出し、誰も意味が分からなかった中、

一人にっこり微笑んだそうです。

お釈迦様の教えが以心伝心で伝わったという話です。