【京都】平野神社
平野神社は神社検定のテキストでもちょこちょこ出てきて気になっていました。
奈良末期、平城宮の宮中に今木大神が祀られていたのが、
平安遷都と同時にご遷座されました。
当初境内地は1500m四方で、現在の京都御所とほぼ同じ大きさでしたが、
現在は200m弱四方となりました。
御神木の大楠。
こちらは磁石を引き付ける石。
昔はこの石に神さまが宿っていると崇められていたそうです。
こぶし大以上の大きさの物はなかなか採れないという中で、
重さ200kg、高さ80cm、厚さ27cmの大きなすえひろがねは国内最大の大きさです。
しっかりパワーを頂きましょう。
境内は桜の名所。
せっかくなら春に参拝したいところでしたが、
時季外れの桜が歓迎してくれています。
拝殿。
その先に「平野造り」または「比翼春日造り」と呼ばれる二殿一体となった本殿が
2棟南北に建ち、ご祭神四座が順に祀られています。
その前年には久度大神、古開大神、比賣大神が祀られています。
今木皇大神…源気新生、活力生成の神
久度大神…竈の神、生活安泰の神
古開大神…邪気を振り開く平安の神
比賣大神…生産力の神
知らない神様ばかり…。
「延喜式」によれば、全国唯一の皇太子御親祭が定められた神社。
全国でも数社に限られる「皇大御神・皇大神」「神宮」「神院」等と称され、
宮中外の宮中神であったそうです。
奈良末期から「臣籍降下」の制度が定まり、
皇族が源氏、平氏などの姓を賜り臣下になり、
彼らの氏神であるとされていたからだそうです。
境内社。
春日社、住吉社、蛭子社、八幡社。
御朱印には桜のハンコ。
神使のりす御籤も桜を抱いています。