【高岡】瑞龍寺
加賀藩二代藩主前田利長公の菩提を弔う為、三代藩主利常公により建立。
義弟利常は、深くその恩を感じ、約20年を要して七堂伽藍を完備。
山門、仏殿、法堂が一直線に並び、左右に回廊を巡らして諸堂を対称的に配置。
その伽藍は人体を表しているのでしょうか?
不気味なイラスト入りです…↓
山門には鮮やかな金剛力士像。
広い境内には青々とした芝生!
前田利長は隠居後、金沢から富山に移転。
富山城の炎上を機に高岡に移り、ここに新たに高岡城を築きました。
利長死去とともに家臣団は金沢へ引き上げ、廃城となり、急速にさびれ始めるが、
この状態を憂えた利常は城下町から商工業郡市への転換を図りました。
以後高岡は加賀藩では、金沢に次ぐ商工業都市として発展していきます。
利長の法名瑞龍院に因んで寺名を瑞龍院と改めて後、瑞龍寺に改称されました。
キッチンは憧れの対面式風?
傍に韋駄天が祀られています。
落ち着いた庭付き。
黄檗宗の影響も見られます。
今はもう残っていませんが、当時はトイレ、浴室もあったそうです。
【綴喜郡】正寿院
宇治より更に山奥。
涼しげな風鈴寺があります!
1000以上の風鈴が吊られ、絶賛風鈴まつり中!
シャラララーと心地よい音色です!
高野山真言宗のお寺で、800年程前に創建。
慶長年間に祐胤大徳が中興。
本尊は秘仏の十一面観音で、50年に1度だけのご開扉。
お茶を頂き、風鈴を眺めながらゆったりとした時間を過ごします。
各都道府県の風鈴を展示。
その土地の焼き物を使ってたり、ゆるキャラになってたり。
音も様々で楽しめます。
客殿・則天の間には、猪目窓というハート型の窓。
庭の緑が美しく切り取られていて絵になります!
則天の間とは、自然に身体を委ねて川や風、鳥のさえずり等の音を聞き、
私達も自然の一部である事に気付ける場所であることから名付けられています。
160枚の天井画!
一つ一つ手が込んでいて、落ち着いた部屋の中に華やかさが感じられます!
みずびきアート!色々考える人が居るなぁ!
ここでは風鈴の絵付け体験も出来ます!
可愛い花火柄!
アクリル絵の具で内側から描いているのです!
これだけなのに試行錯誤で1時間以上掛かりました…。
でも我ながら良い出来だと思います。
御朱印はたくさんあったのですが、4種類を頂きました!
般若心経、慈眼、猪目窓、酉年の御朱印。
この時期限定の風鈴の印が押されています!
猪目窓の御朱印は名前入りで限定感が増します。
【宇治】平等院
前回行き損ねた平等院鳳凰堂へリベンジ!
左右に延びた屋根が翼の様。
見慣れた10円玉の景色が鮮やかに蘇っています。
ここ数年大掛かりな修理をしていた様ですが、
今はヴェールも剥がされ、扉絵の修復作業中。
蓮の花も綺麗で、まさに極楽浄土~!
てっぺんには金色に輝く鳳凰!
元は光源氏のモデルともいわれる源融が営んだ別荘地が宇多天皇に渡り、
孫である源重信を経て、藤原道長の別荘「宇治殿」となったもの。
道長が没し、その子・頼通が寺院に改めました。
この年は末法初年に当たるとされ、極楽往生を願う浄土信仰が社会に流行。
堂内には定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像を安置。
約1000年前に建立された建造物や仏像が伝えられ、世界遺産にも登録されています。
堂内の長押の壁には雲中供養菩薩像が掛けられています。
コの字形に阿弥陀如来を囲んでおり、
雲に乗って楽器を弾く姿が可愛らしいので必見です!
鳳凰の印が押されています!
平等院ミュージアムではオシャレなグッズが沢山販売されています!
クリップを買いました!
【枚方】機物神社
七夕伝説発祥の地という説がある機物神社。
七夕のお祭は大変賑わうそうです!
御祭神は天棚機比売大神、栲機千々比売命大神、地代主大神、八重事代主大神。
古代、枚方市「津田」を「秦田」、「倉治」を「秦者」といっていた時代があり、
「ハタモノの社」が、後に七夕伝説と結び付けられたという説があります。
大陸から渡来した秦氏に代表される交易商人の一部が定住したと言われています。
拝殿の前には3組もの狛犬!
どれも可愛らしいです。
祭神に出雲系氏族の神の地代主命や事代主命が含まれます。
農耕・産業を司りますが、軍神としても尊ばれ、
信長や光秀・秀吉・家康らにより庇護。
七夕伝説と結びつき、手芸・学問の神にもなっています。
冬至の日に境内から交野山に重ね合わされた日の出が見られ、
祀ができる以前は山そのものが御神体だった様です。