【宇治】三室戸寺
紫陽花を見に、三室戸寺に来ました。
生憎の雨です。
西国観音霊場十番の札所で、本山修験宗の別格本山。山号は明星山。
宇賀神。
財運・金運の蛇神。
頭は老翁、体は蛇で蓮に乗っています。
耳を触れば福、髭を撫でると健康長寿、しっぽを擦れば金運が付くそうです。
不動明王像。
怖い顔しているのにここに居ると可愛く見えます。
狛牛。
口の中には石の玉があり、これを撫でると勝運がつくと言われ、
宝勝牛と名付けられています。
牛の腹には覗き窓があり、牛の木像が見えるそうです。
暗くて何も見えませんでしたが…。
狛兎。
兎が抱いている玉の中に卵型の石があり、それが立てば願いが通じるそうです。
宇治天皇とも称された菟道稚郎子が宇治に来た際、兎が道案内をした縁だそうです。
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創建は770年。光仁天皇が宮中に毎夜金色の霊光が差し込むのを見て
右少弁犬養に命じ、霊光の源を調べさせました。
宇治川支流の志津川の渓流に沿って登って行くと千手観世音菩薩が出現。
抱き上げてみると、御丈、一尺二寸の二臂の尊像と変わりました。
宮中に尊像を迎えましたが、
その後、行表禅師を招いて御室をこの地に移し、御室戸寺としました。
以来、本尊の観世音菩薩は無比の尊像として封印したが、
御子桓武天皇が自ら最初出現の千手観世音菩薩像を二丈一尺に彫刻し、
尊像を胎内に納めて、大悲閣を造立。
この頃から、御の字を三に替え、三室戸寺と称するようになりました。
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本堂は江戸時代後期に再建されたものです。
本尊の千手観音像は厳重な秘仏で、写真も公表されていません。
本尊厨子の前に立つ「お前立ち」像は二臂の観音像で、
二臂でありながら「千手観音」と称されています。
高さ二丈の観音像は火災で失われましたが、
胎内に納められていた一尺二寸の二臂の観音像は無事であったそうです。
病気平癒の絵馬。
こちらの像で治したいところを願って撫でます。
境内は庭の様で落ち着きます。
奥には鐘楼。
三重塔。
植物もキラキラしています。雨も悪くないですね。
蓮は6月下旬から。惜しかったです。
極楽浄土の様になるそうです。
雨を弾いて水が葉っぱの上でプルプルしています。
御朱印は大悲殿。
5千坪の大庭園では四季折々の花が見られ、『花の寺』とも言われています。
もう少し早い時期に来るとツツジ、秋には紅葉の名所となるそうです。
今は紫陽花。50種・10000株だそうです。
色とりどりの紫陽花が一面に広がっています。
青い紫陽花が一番好きです。幻想的な感じがします。
濃いピンクも鮮やかで目を引きます。
白い紫陽花も可憐に咲いて雪の様です。
子株も発見。小さいながらも力いっぱい咲いています。
ミックスになっているのも綺麗。
ハート型の紫陽花を見付けると恋愛が成就するそうです!