【京都】東向観音寺
北野天満宮の前に鎮座するお寺。
真言宗泉涌寺派、準別格本山。洛陽三十三所観音巡礼の31番札所。
本堂が東を向く事から東向観音。
元は西向もあったそうですが、
火災等で焼失し、東向のみが再建されているそうです。
桓武天皇の命を受け、藤原小黒麿らが皇城鎮護のために建立。
当初は朝日寺と呼ばれていました。
朝日寺の僧・最鎮らが天満宮を建立した後、
筑紫の観世音寺より菅原道真公作の十一面観世音菩薩を持ってきて安置。
江戸時代に入ると一條家の祈願所となり、
ご結婚前にこちらで勉学に励まれたと言われています。
白衣観音堂というお堂には高王白衣観世音菩薩を安置。
子供を抱いている珍しい観音像は世継子授や安産の信仰を集めており、
堂内には御礼参りで納められた人形が多数祀られています。