さすらいネコの旅

寺社巡りしています。

京都

【京都】首途八幡宮

公園の一角にあり、見過ごしてしまうところでした! 「首途」と書き、「かどで」と読みます。 出発を意味し、旅立ち、旅行安全の神として信仰を集めています。 かつて、この地には奥州で産出される金を京で商うことを生業としていた 金売吉次の屋敷があった…

【京都】石像寺

通称は釘抜地蔵。 浄土宗。山号は家隆山。本尊は地蔵菩薩。 空海により創建。 当初真言宗でしたが、鎌倉時代に俊乗坊重源による再興を機に浄土宗に改宗。 地蔵堂の本尊は空海が唐から持ち帰った石を刻んだとされている地蔵菩薩。 苦しみを抜き取るということ…

【京都】大報恩寺

千本釈迦堂の名で知られています。 名前の由来は本尊釈迦如来像が厚く信仰されている事、 近くに千本通がある事、千本の卒塔婆が道に立てられていた事、 千本の桜あるいは千本の松並木が植えられている事等、諸説あります。 紅葉や銀杏の葉が綺麗に色付いて…

【京都】伏見稲荷大社

全国に約3万社ある伏見稲荷の総本社。 外国人に人気の観光スポットに4年連続1位に選ばれており、かなりの人混み。 東山三十六峰の最南端に位置する稲荷山。 その麓に本殿があり、山全体が神域。 楼門と本殿。 主祭神である宇迦之御魂大神を中央の下社、 佐田…

【京都】東福寺

臨済宗東福寺派大本山の寺院。 山号は慧日山。本尊は釈迦如来、開基は九条道家、開山は円爾。 円爾は日本で最初に国師と称された禅僧です。 京都五山第四位の禅寺。 廃仏毀釈で規模が縮小されたとはいえ、今なお25か寺の塔頭を有する大寺院。 摂政関白藤原家…

【宇治】平等院

前回行き損ねた平等院鳳凰堂へリベンジ! 左右に延びた屋根が翼の様。 見慣れた10円玉の景色が鮮やかに蘇っています。 ここ数年大掛かりな修理をしていた様ですが、 今はヴェールも剥がされ、扉絵の修復作業中。 蓮の花も綺麗で、まさに極楽浄土~! てっぺ…

【綴喜郡】正寿院

宇治より更に山奥。 涼しげな風鈴寺があります! 1000以上の風鈴が吊られ、絶賛風鈴まつり中! シャラララーと心地よい音色です! 高野山真言宗のお寺で、800年程前に創建。 慶長年間に祐胤大徳が中興。 本尊は秘仏の十一面観音で、50年に1度だけのご開扉。 …

【京都】法然院

静かで落ち着いた空間の向こうに見える光が美しい! 気持ちが高まります。 山門を入ると、両側に白い盛り砂。 水を表す砂壇の間を通る事は 心身を清めて浄域に入る事を意味しているそうです。 法然上人ゆかりの地。 後鳥羽上皇の熊野臨幸の留守中、院の女房…

【京都】大豊神社

哲学の道を進んで行くと着きます。 丸々太った狛犬。頭が平らです。 御祭神は少彦名命、応仁天皇、菅原道真。 宇多天皇の病気平癒のため藤原淑子が創建。 兵火で焼失したが再建され、この辺一帯の産土神とされています。 縁結び、健康長寿の大国社。 大国主…

【京都】金戒光明寺

浄土宗大本山。紫雲山・くろ谷。 本尊は阿弥陀如来。 15歳で比叡山に登られた法然が43歳の時山頂の石の上で念仏。 光明が辺りを照らした事から この地に初めて草庵を結ばれました。 西2㎞の京都御所、西10㎞の小倉山を眺め、18もの塔頭寺院が建ち並びます。 …

【京都】下御霊神社

政争に巻き込まれて憤死した人々を祀る御霊神社。 上御霊、下御霊があり、こちらが下御霊。 桓武天皇の時代に各地で疫病が流行し、御霊の祟りであるとして 平安京の神泉苑で御霊会を開催したのが始まり。 御所の産土神です。 豊臣秀吉の都市整備にともない現…

【京都】行願寺

西国三十三所第十九番札所。 天台宗の寺院で、山号は霊麀山。本尊は千手観音。 1004年、行円が一条小川の一条北辺堂跡に創建したもの。 仏門に入る前は狩猟を業としていた行円が、 山で身ごもった雌鹿を射たところ、子鹿の誕生するのを見、 殺生の非を悟って…

【京都】御霊神社

正式名は御霊神社ですが、下御霊に対応して上御霊神社と呼ばれています。 祭神は「八所御霊」。 崇道天皇(早良親王。光仁天皇の皇子) 井上大皇后(光仁天皇の皇后) 他戸親王(光仁天皇の皇子) 藤原大夫人(藤原吉子、桓武天皇皇子伊予親王の母) 橘大夫…

【京都】吉田神社

859年、藤原山蔭が一門の氏神として春日大社の神を勧請したのが始まり。 後に藤原氏全体の氏神となりました。 祭神は勧請元の春日大社と同じ。 建御賀豆智命(武甕槌命) 伊波比主命(経津主命) 天之子八根命(天児屋根命) 比売神 鎌倉以降は、卜部氏(後…

【京都】法輪寺

臨済宗妙心寺派別格地の古刹。通称「達磨寺」。 境内にはたくさんの達磨が居ます。 早速屋根の上に発見! こちらは十二支に囲まれた達磨大師。 動物愛護の願いから寄進され、動物の納骨安置所にもなっている塔です。 達磨大師はインドから中国へ禅を伝えて禅…

【京都】平野神社

平野神社は神社検定のテキストでもちょこちょこ出てきて気になっていました。 奈良末期、平城宮の宮中に今木大神が祀られていたのが、 平安遷都と同時にご遷座されました。 当初境内地は1500m四方で、現在の京都御所とほぼ同じ大きさでしたが、 現在は20…

【京都】大将軍八神社

平安京遷都の際、奈良春日山麓より大将軍神を 御所の北西角(陰陽道の天門)の地に勧請したのが始まり。 大将軍神は陰陽道・道教では方位を司る星神。 星祭なんてオシャレ。 応仁の乱後、神社として復興。 江戸時代に入り、暦の神八将神、素盞鳴尊、その御子…

【京都】護王神社

平安京の建都に貢献された和気清麻呂公をお祀り。 元は洛西の神護寺の境内に霊社として祀られていました。 江戸時代末、孝明天皇は清麻呂公の歴史的功績を讃えて 護王大明神を授けられて「護王神社」と改称。 明治天皇の勅命により現在地に社殿を造営してご…

【京都】勝林寺

東福寺の塔頭寺院。 東福寺は25か所の塔頭を持っているそうで、今回はその一つに行ってきました。 室町末期に東福寺第205世・高岳令松によって創建。 毘沙門天の幟が見えます! 本尊の毘沙門天は仏法と北方の守護神として知られます。 ここは東福寺の鬼門に…

【京都】建仁寺

臨済宗建仁寺派大本山。 風神雷神図屏風で有名な建仁寺です。 将軍源頼家が寺域を寄進し、栄西を開山として宋の百丈山を模して建立しました。 建仁寺の「建仁」は当時の元号。 当時の京都では既存宗派の勢力が強大だった為、 創建時は天台・密教・禅の三宗兼…

【京都】両足院

栄西の法脈を受け継ぐ龍山徳見禅師を開山とする建仁寺の塔頭寺院。 開山当時は「知足院」だったそうです。 ここで通常非公開の特別拝観が出来ました! 入ってすぐ毘沙門天堂があります。 ここの毘沙⾨天は、鞍⾺寺毘沙⾨天の胎内仏で、 織⽥信⻑による⽐叡⼭…

【京都】禅居庵

建仁寺の塔頭。 入口に狛猪! 鎮守として仏法を護る摩利支天が祀られていますが、 この摩利支天が7頭の猪の上に座しているのです。 そんな訳で、境内は猪で溢れています! 開運勝利のご利益、また亥歳生まれの方の守り神として信仰されています。 優しそうな…

【右京区】御髪神社

日本で唯一の頭と神の神社! 池の向こう側、ちょっとひっそりした所にあります。 御祭神は日本における理美容業の祖、藤原采女亮政之公。 亀山天皇の御代、藤原鎌足の末孫である藤原基春卿は皇居の守護にあたった後、 下関に居を構え、新羅人に親子で学び、…

【京都】車折神社

御祭神は清原頼業公。 平安後期の儒学者で、天武天皇の皇子である舎人親王の御子孫。 和漢の学識と実務の手腕に優れ、 晩年には「その才、神というべく尊ぶべし」と称えられた程。 社名の由来が面白い。 後嵯峨天皇が御遊幸の際、社前で牛車が折れ、動かなく…

【京都】相国寺

京都御所の真北に位置する臨済宗相国寺派大本山のお寺。 正式名称は萬年山相國承天禅寺。 本尊は釈迦如来、開基は足利義満、開山は夢窓疎石。 足利義満により創建。 豊臣秀頼の寄進により再建されたという法堂へ。 幾度も焼失と復興の歴史を繰り返しましたが…

【京都】誓願寺

大きな商店街の中で一際目立ったお寺。 今回はスマホが壊れて写真が全部消えてしまいました(´_`;) 天智天皇の勅願により創建され、元は三論宗。 平安後期、法然上人が興福寺の僧より寺を譲られて以降、浄土宗になり、 聖地として受け継がれながら、現在は浄…

【京都】錦天満宮

新京極商店街の中を歩いていていると見付けた、狭いながらも賑わっていた神社。 闇の中に爛々と輝く提灯が美しく、ついつい引き込まれてしまいました。 せっかく綺麗な写真をたくさん撮ったのに、 誓願寺に続き、写真が消えてありません(´△`;) 菅原道真公…

【京都】北野天満宮

今回の北野天満宮で三大天満宮を制覇! 「北野の天神さん」「北野さん」と呼ばれています。 ここが「天神信仰」発祥の地。 この地は都の守護を司る場所とされ、天神地祇をお祀りした地主社が建てられました。 この神社に向けて帝が大極殿から祈りを捧げる時…

【京都】今宮神社

別名「玉の輿神社」! 朱色の門が鮮やかで目を引きます。 平安遷都以前からこの地には疫神、素戔嗚を祀る社があったとされます。 しばしば疫病や災厄が起こり、各地で御霊会が営まれていました。 994年、都で大規模な疫病が蔓延った為、 神輿を造って船岡山…

【京都】東向観音寺

北野天満宮の前に鎮座するお寺。 真言宗泉涌寺派、準別格本山。洛陽三十三所観音巡礼の31番札所。 本堂が東を向く事から東向観音。 元は西向もあったそうですが、 火災等で焼失し、東向のみが再建されているそうです。 桓武天皇の命を受け、藤原小黒麿らが皇…